タリアからナシラちゃんへ

タリアのフルート&子供達のレッスン日記。 ただいま気まぐれに更新中・・・。

最近ようやく読み終えました。

麦ふみクーツェ  いしいしんじ   新潮文庫  ¥700
クーツェ

ティンパニー奏者のおじいちゃん。数学おたくのお父さん。
そして、おじいちゃんに楽器として育てられた主人公「ねこ」。
スクラップ記事や、身の回りの出来事から発想を得て、奇抜なタイトルの曲を創る用務員さん。
小さな港町の吹奏楽団。
そんな中で、「ねこ」は育ち、指揮者を目指します。

音大で挫折し、たまたま知り合った盲目のボクサーから、有名なチェリストを紹介してもらいます。
そこで、再び「ねこ」は音楽の楽しさを味わいます。

風変わりな人や、ちょっぴり気持ち悪い動物が出てくる(特にネズミ!)ので、好き嫌いがあると思います
しかも、長い長〜いお話です。
パッチワークの様に色々なお話が繋がって、1枚の大きな布になっています。
音楽が好きな方なら最後まで読めると思いますよ

こんなに長い本を読んだのは十数年ぶりかも・・・。

この本の中で・・・・
ある日突然、吹奏楽団と町を襲う災難が降り注ぎます(まさしく降りそそぐのです
そのせいで、町中の人が耳がおかしくなってしまいます。
耳がおかしくなった、吹奏楽団の団員たちは、来る日も来る日も、基礎練習にはげみます。
でも、唯一耳がおかしくならなかった、用務員さん想いで、町の人の耳が元通りになります

   ここに遊びに来てくださる、大切な方を思い出しました。
      とうぞ、再び耳が良くなりますように・・・

この大作を、なんと表現すればいいか判らないので、ご本人のコメントを載せますね。


第18回坪田譲治文学賞を受賞された時の、いしいしんじさんのコメントです。

  主人公はものすごくからだの大きな少年で、あだなが「ねこ」。
  おじいさんは「吹奏楽の王様」、父親は「水夫のこどもたち相手の数学教師」をしている。
  母親はいません。そのほかこの長い小説には、目のみえない巨体のボクサーとか、
  この世をスクラップ記事でつくりなおそうとする用務員さんだとか、
  ほんとうにたくさんの「へんてこなひとびと」がでてきます。

  彼らは音楽、あるいは「音」で、縦横につながりあったなかまなのです。
  でたらめなこの世の騒音のなかで、ときおりかすかになりひびく鐘の音に耳をすませ、
  その音のおかげでなんとか今日明日生きていける。

  ぼくにも音は必要だし、読者のみなさんにだってきっとそうでしょう。
  この作品「麦ふみクーツェ」がみなさんのうちで、たとえささやかでも
  ここちよい響きを奏でますよう、ぼくはこころからねがっています。(いしい しんじ)
たまたま図書館で、カワイイ表紙の本を手にしたので、おうちに連れて帰りました。

「アーモンド入りチョコレートのワルツ」
本ーアーモンド入り


ピアノの鍵盤をデザインした表紙が素敵!

中を見ると・・・小品が3つ

   シューマン 子供の情景より        子供は眠る
   バッハ    ゴルドどベルグ変奏曲より 彼女のアリア
   サティ     童話音楽のメニューより  アーモンド入りチョコレートのワルツ

ピアノの曲がタイトルになってるの。
どれも、多感な時期の子供が主人公と音楽にまつわるお話。
なつかしく、ちょっぴりほろ苦い・・・愛らしいお話でした。

最後のアーモンド入りチョコレートのワルツは、とっても素敵なピアノの先生と、女の子2人と「サティのおじさん」と呼ばれるフランス人のお話。
ピアノの先生がとっても素敵なんですぅ♪
こんな先生だったら、私はピアノを辞めなかったのに・・・。

私のピアノの先生はとっても怖かったわ〜。 すぐにバシッ!と叩かれるんだものね〜。
それでも、辞めたいとは思わずに、その先生に2年ならったの。
でも、私の家が引越すことになって、ピアノとはさようなら・・・。

その後、仲良しの女の子に連れられて、小学校5年生の頃フルートを習うことになったんだけど、
「アーモンド入り・・・」はその時の様子とちょっと似ていて、とても懐かしく読めました。

もう一度、あの先生に逢いたいなぁ〜。
今日フイフゥのクラスの学級文庫に寄付したのがコレ。
おはなしめいろ 〜あかずきん〜 杉山亮 
お話迷路1

お話迷路2


STARTから出発して、GOALまでの正しい道のりをたどると、みんなの知っているあかずきんのお話になります。
間違った道を行くと、あれれ〜?ヘンなお話になってしまうのです。
「むかしむかし、あか・・・ズボンという名の男の子がいました?!」
って感じです。

我が子は大好きで、遊びに来たお友達にも、大好評
一通り楽しんで、お友達にも貸し出しできて、充分堪能したので、フイフゥのクラスでも楽しんでもらうえたらいいな。
漢字には、全て振り仮名を振ってあるので、低学年でも大丈夫

学級文庫、とはいえかなりの大きさ。壁にでも貼っておいてもらいましょう。

こちらは絵本版です。

今ボランティアは休会しています。
そのかわり、家でさんざん読み聞かせをさせられてます。
この際、学校の読み聞かせでは選べないような本を読もう。

今週のチェンシィ&フイフゥのお気に入りは

「おばけちゃん」シリーズ 

朝のテレビ絵本で放映していてすっかりお気に入り。

「おさるのおうさま」
(いとうひろしさんの「おさる」シリーズ)


おさるの島に流れ着いた「おさるのオモチャ(子ザル曰く王様)」と「こざる」のお話。
何をしてあげても、ご機嫌斜めの王様、どうしたら喜んでくれるんだろう・・・。

「ごきげんなすてご」  
 ごきげんなすてご (BOOKS FOR CHILDREN)
弟が生まれてすっかりママを取られた感じのお姉ちゃん。家出することに。私は可愛い捨て子です、素敵なお家にもらわれたいなぁ・・・。
今日はいつもと違う学校に行きました。
さぁ、どんな2年生かな?

と、教室に入ったとたん。
半分以上の子が好き勝手に遊んでいる

え〜・・・っと・・・。

まぁ、子供達を叱りに来た訳じゃないし

「とっととはじめまぁ〜す」

何事もなかったように、座って読みはじめました。

てのひらのまち


両手のシワを合わせて見ていると、アレアレ〜?
つながったシワが、1本の道路になり・・・。
やがて両脇にビルが建ち並び、どんどん街が広がり、小さな人々が生活をはじめました。

  という「ありえない」話に、好き勝手していた子供達も集まってくる。
  お子チャマは「耳ダンボ」が得意なんだよね
  聴いて無さそうで、聴いてるんだ。 よしよし!かわいいぞ!

ボクは、「この手を離したら、街が壊れちゃうのかなぁ・・・」と心配になってきた。
  もうすっかり全員並んで三角座り  

だんだん、悲しくなってきて涙がポロリ・・・、手のひらの街の住人達は傘をさし始めます。

  手のひらの街ボクの行く末に、すっかり夢中になってます

この突拍子も無い発想の小さな絵本は、すかり子供達の心を掴みました。絵本の力って凄いな〜。
私が敢えて、叱ったり諭したりしなくても、こうして子供達の心を一つに集中させることが出来るんだもの。

子供達が手のシワを合わせて、眺めながら聞き入っていた姿がとっても、微笑ましい今日の読み聞かせでした。

こちらもnadeshikoさんのお勧めです。
nadeshikoさんの絵本の紹介はコチラで〜す。
いつも、いつも、ありがとう


*製作者ブログ*

Author:タリア
フルートのナシラちゃんが大好き♪

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